2016年12月24日土曜日

「初!!」学会に行ってきた

いわゆる「学会」というものに初参加してきました。


文教大学の白石教授のつながりで顔をださせてもらえました。

12月23日、茗荷谷にて
『人工知能・ロボットとの競争、共生時代に向けた数学教育研究の方向性』
というテーマでした。

なにやら難しそう。。。

来られてる方々の、前提となる知識のレベルが違いすぎてちょっとついていけなかったです。
まだまだ勉強することはたくさんあると、むしろ安心しました。
ロボット に対する画像結果

簡単に要約すると、

人工知能の発展とかで、社会が移り変わっていくけども、未来には数学はどう教えればいいの?


って話でした。明確な答えはでず、むしろ今日は議論をする会でした。


それで、私の私見をここに記録させてもらいます。

今教えている数学が、何の役に立つのか、なぜ学んでいるのかすらもはっきりこたえられません
だから、未来の数学教育も想像することもできません。

なんと本末転倒な意見だよ、と書いていて思いますが、本音でもあります。
数学を学ぶことは大変です。なにが大変かというと、数学の本は1ページめくるのも1,2時間ではすまされない。
これは、高校数学の教科書も同じです。(生徒にとっては)


今の数学教育が、私の頭のなかでは整理しきれていない。しかも、その状態で現在進行形で数学教師をしているのです。

なんとなさけないことか。。。。

と、思いながら学会を聞いていましたが、正直、学会に参加されていた先生方も

「なぜ数学を学ぶのか、なぜ今学んでいるのか」うまく説明できていない、ように感じました。

(誤解なきよう、あくまで私の私見です)

少なくとも、「なぜ数学を学ぶのか」という問に、私にとって納得できる説明をしていた方はいなかった。


これは、むしろ、「学ぶ意義は自分でみつけろ!!」
ということなのかもしれません。

高校生に対しても同じで、だれに対しても同じかもしれません。

あるいは、「学んでいるなかで、意義を見つけろ!!」ということなのかもしれません。

ともあれ、今回参加できてよかったです。


外の世界でどんな議論が行われているのか、どんな人がいるのか。

世界が広いことを実感させてくれた、よい時間でした。

世界 広い に対する画像結果




2016年12月22日木曜日

「教員」と言っても種類はいろいろ!

私は、高校で教えていますので、一応「教員」 (あるいは教師)です。

もう少し言うと、私立学校の「非常勤講師」という立場です。

教員と一口に言っても、種類があります。少し、そのことをまとめようというのがこの記事です。

大きく、公立、私立、国立の3種があります。

①「公立の教員」
この立場はいわゆる「公務員」です。
地方公共団体に雇われています。例えば、埼玉県でいうと「埼玉県教育委員会」に雇われるか、「さいたま市教育委員会」に雇われるかで少し違いがあります。
(現段階では給料は大きく変わらないそうです。)


②「私立の教員」
私立学校で働く教員は、公務員ではありません。おおざっぱに言うと一般企業で働くサラリーマンと変わりありません。
私立といっても学校法人としてやっていますから、そこで働けば法律上では公立教員と変わらない「教員」となります。
勘違いする人も多いですが、私立の教員にも「学習指導要領」の縛りが発生しています。
つまり、文部科学省がボスだということです。

③「国立の教員」
国立の学校も少しですが、あります。〇〇高専とかですね。
ここで働く先生はどういう立場なんでしょうか?国家公務員?それとも地方公務員?
私は詳しくわかりません苦笑
公立の先生とはある程度の区別がありそうです。
あと、「国立」っていうとなんとなく給料よさそうですね。
本当のところは何もわかりませんが(笑)




以上の区別があります。あと、先生の中でもちょっとした階級があります。
校長、教頭(副校長)、教諭、臨時的任用教師、非常勤講師、などなど。
以後、細かい階級制度についても書きたいなあと思います。




2016年12月17日土曜日

ハーバード大学の入試は簡単!?


日本の学歴カーストのTOPは東大でしょう。

しかし、世界に目をむけたとき、ハーバード、MIT、プリンストン、イェールなどなど東大以上の冠を名す大学が多数。


調べてみたら、ハーバード大学で実施する、数学の入試テストが超簡単でした。

ただし、以下の内容は「1869年6月に実施されたハーバード大学のペーパーテスト」だということをお忘れなく。





この年の筆記試験は
・ラテン語
・ギリシャ語
・地理と歴史
・数学

です。上の画像は、数学の一部の問題。

1問目

   18480
   118041   を既約分数であらわせ。



ウソっ、なにこれちょー簡単。。。。


と思い実際にやってみると、5分もかからず答えがでました。
しかも、ヒントつきです(笑)

私の浅はかな英語の知識で訳すと、だいたいこんなヒントがのっています。

「素数はなにか?2つの数字どちらにも含まれる素数はなにかを聞いてます。
素因数で割ってみよう。」


(↑いや、ちょっと訳としては残念な感じですね。(笑)是非、原文から読み取ってください)




「だったら他の問題が難しいのではないか?」

  この年の、他の問題をみてみると、、、
  12問目
  In what quadrants is the cosine positive, and in what quadrants
  cosine negative? 
  Prove the value of the cosine of  0°, 90°, 180°, 270°.


   →「コサインの値が、正になるのは第何象限か?また、負になるのは第何象限か?
   さらに、cos0°、cos90°、cos180°、 cos270°の値を求めよ。」


   まじかよ、20秒で解けるじゃん!

       ( あと、ここまで聞くなら、cos360°とかも聞いてくれよ。)
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・

東大目指すよりハーバード目指した方がいいのでは?



しかし、冒頭で言った通り、上の問題は1869年の筆記試験だということ。
今入ろうと思ったら、当然、違う問題が来るわけです。


もしろ、ハーバードは面接やエッセイの方を重く見ているようです。
ときには、面接に2時間かけることもあるそう。

なんか教採みたいだな。


日本の受験は筆記試験が命ですが、世界レベルでみると違います。

「筆記が良ければ優秀」というのは、世界的には常識ではないんでしょうね。

ハーバード に対する画像結果

↑グーグルで「ハーバード 画像」で検索して、一番雰囲気よかった画像。



実際の入試についてこちらに詳しくまとめられています。すばらしい記事ですので是非一読!

『合格率は5.9%。ハーバード大入試の全貌』
 → http://toyokeizai.net/articles/-/12379





2016年12月12日月曜日

これぞ勉強!!


わたくし、勉強の真っ最中です!

「勉強せい、勉強せい」と生徒に口うるさく言う仕事をしています。
そもそも、自分は勉強できているのか?と思う毎日です。

私自信が、計画的に勉強できるのか、検証中です。



上の画像は、勉強のチェックリスト。概要は、


① 目標を定める
② 勉強すべきものをリスト化
③ できたら〇、少しでも間違えたら✖
④ できるまで、徹底的に何回も繰り返す


これを守りながら勉強しています。
ちなみに、テキストは依然ここでも紹介した「勇者を育てる数学Ⅲ」をつかっております。

受験参考書の中では、中~上くらいのレベルでしょうか?

今年中に2周終えることを目標に、10月10日からスタートしました。


やってみたらボロボロでした・・・・・・

なんと1周目は、92講中〇がついたのが31講です(笑)

それもそのはず、少しでも間違えたら✖にするという厳しいルールの中でやっていますからね!
(いや、単純に学力の無さがでたのですが・・・)


今は、2周目にはいっております。2周目は意外とサクサク進みますね。
しかし、2周目でも〇がつく量は、1周目とほとんど変わりませんでした。

なさけなし。しかし、少しずつ進歩している自分も実感しています。


数学 画像 に対する画像結果


このブログは2人で書いていますが、合い方のMinato から聞いた話があります。

「数学の勉強は質だと思っている奴が多い。
どうすれば効率よく学べるか、発想力を鍛える方法は?
とみんな悩んでいる。
でも、本当に数学が出来るようになりたいなら量だ。
とにかく量。詰め込みこそ数学の勉強である。」

だそうです。(本来の言葉より、かなり変更しています(笑))

まさに、この通りです。

そして、私が今実感していることは、
1周や2周程度の勉強で身につくわけない。
まだまだ量が足りないぞ!10周くらいやって初めて1人前だろうが!


自分に厳しく。まだまだ精進いたします!!!



2016年12月11日日曜日

第5回数学勉強会!

年内最後!勉強会を開催いたしました!

参加人数はなんと2人!

いやー、最後にしては寂しかったですねー。

まあ時期的に忙しいのはすごくわかりますけどね。

まあまあ、それは我々の集客力によるものだから仕方ないんですけど。

コンスタントに10人くらいは参加してくれるようになりたいですよね!

我々も頑張っていきます!

次回は年明けなんですが、まだ詳細は未定です。

近々連絡したいと思います!

では!

2016年12月5日月曜日

どうすれば勉強ができるようになるか?③

勉強の基本は、「習慣」と「計画性」です。


今回は、計画を立てる前の注意点を書きます。


「テストまであと2週間!!さぁ、なんの勉強からはじめようか?」


あなたは、なにからはじめますか?

これに答えられるかどうかは、2週間の学習の質を大きく左右します。

もっというと、テストの点数を大きく左右します。

計画 に対する画像結果
適当に苦手そうなところからスタートしてもだめです。がむしゃらに、いきあたりばったりに勉強する人のなんと多いことか。

「あんなに勉強したのになんでこんな点数なんだ!!」と嘆き怒り狂う人の大半に、「計画性」が欠如してます。


勉強とは、出来ないことをできるようにすることです。

何が出来ないのかを把握することからはじめましょう。

すなわち、テスト勉強のスタートは「できないところ探し」です。


勉強は、できないところ探しの後からはじまります。




計画 に対する画像結果

なぜか、テストにのぞむときに

「テスト範囲は1周した」

と自慢げに、声高々に言う人がいますが、足りないなあと私は思います。あるいは超天才だなあと思います。

残念ながら1周目は勉強だと思えません。

1周目は「出来ないところ探し」だからです。

できないところを見つけたあとに、2周目、3周目をおこなう。それこそが勉強でしょう。



POINT
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テスト勉強は、「できないところ探し」からはじめよう  
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2016年12月4日日曜日

このテキスト良すぎる!「文系への数学 重要事項完全習得編」

今日は、オススメの参考書の紹介です。

ズバリ、「文系の数学重要事項完全習得編」です。




この参考書は、入試問題において、絶対に落としてはならない問題が全て網羅されています。

私は、数学の問題レベルを、教科書基礎・入試基礎・入試標準・入試応用の4段階に分けて考えるのですが、その中の入試基礎のレベルが盛り込まれているのがこの参考書です。

文系の数学とは書かれていますが、理系の人にも断然有用です。

これから受験勉強を始めるという人全てにオススメします。

前回、荻野先生の「勇者を育てる数学Ⅲ」で、スライムを倒す話がありましたが、まさにこの参考書もスライム盛りだくさんの参考書です。

問題数はⅠ・A、Ⅱ・B合わせて152問(例題のみ)ですので、1日3問で約2ヶ月、1日5問で約1ヶ月で終わらせることができます。

また、使い方ですが、この参考書は本当に基礎問題を扱っているので、解法がわからなければ、すぐに解答を見てしまいましょう。

受験問題は確かに思考力を必要とする問題もありますが、この参考書のレベルは、知っているかどうかのレベルです。

知らなかったら、覚えてしまえばいい。それだけです。

また、問題の最後に、「文系数学の必勝ポイント」というものが書かれているので、それをしっかり把握することも大切です。

これから受験勉強を開始するという人は、ぜひ1度、「文系の数学 重要事項完全習得編」を手に取ってみてください!

なお、次のステップアップとして、「文系の数学 実践力向上編」があります。

重要事項完全習得編が終わったら、こちらに取り組むと良いでしょう。